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ディープインパクトのオーナー金子真人氏とは?【ディープインパクト メモリー】

金子真人社長
kaneko

 
かねこ・まこと 1945年3月15日生まれ。
68年に早稲田大教育学部数学科を卒業後、武藤工業に入社。
76年に退社し、同年12月に横浜市に図形処理技術研究所(現・図研)を設立して代表取締役社長に就任。東京都出身。

ディープインパクトのオーナーとしても知られている。

競馬場には行ったこともなかったのですが、10年前に友人に北海道の牧場で子馬を見せられ、「子どもや孫が、運動会で一生懸命走っているのを応援するような新鮮な気持ちになる」と購入を勧められました。景色の美しさや子馬のかわいさに感動したので、買うことにしました。いまだに私は競走馬のトレーニングセンターへ陣中見舞いをしたことがありません。馬を仕上げている所に馬主が出向いては、調教師だけでなく、馬にも神経を使わせ、レースに勝てなくなると考えているからです。


エレクトロニクス製品は、プリント基板という電子回路で動いており、高性能の電子回路を製品に組み込むことは、製造業にとって重要課題になる。その回路設計のノウハウをメーカーに提供していくことが、図研の主な仕事という。 我が社は「エレクトロニクス産業の黒子」の役割に徹しているので、成功例はあっても、言えないことが多い。その中で、ソニーのヒット商品、パスポートサイズのビデオカメラの設計には我々の技術が大きく貢献し、ソニーが「図研のお陰で発売できた」と感謝状をくれたほどです。現在、自動車や電機などで成功しているメーカーは必ずといってよいほど我が社の技術を取り入れてくれています。


 図研は1976年、社員5人で創業したが、2年後には電子回路の図面をコンピューターで設計・製造する「CAD・CAMシステム」の開発に国内企業では初めて成功した。

 このシステムはアメリカで発達したものですが、日本の電機メーカーの設計者が使いやすい形に変えました。ワープロ1台が100万円もした時代ですが、このシステムは、さらに高額の1000万円でメーカー側に売っていた。我々が春を謳歌(おうか)した時代だったかもしれません。でも、エレクトロニクス製品の高度化とともに、我々の役目は、システムを単に売るだけでは、完結しなくなってきた。設計した電子回路を作るための部品をどう調達するかや、製品の試作段階で不都合が生じた時の対応など、回路設計から製品化に至るまでに起こる様々な問題にメーカーとともに取り組む重要性が高まってきました。

 メーカーが抱える課題を当社の技術者が改善、修正する。財務や人事に関する相談業務を文系のコンサルティングとするなら「理系のコンサルティングカンパニー」を自負しています。



 会社設立から数年は、特に外国を含めたライバルとの技術競争が厳しかったという。

 80年代前半、米企業の高性能なCAD・CAMシステムが日本市場に登場した時は、「これは勝てないな」と悩みました。同じ物を作るには最低でも1年はかかると思いましたが、取引先からの注文には「やります。出来ます」と答えた。駄目ならつぶれるだけだと思い、懸命にその技術を分析、構造を解き明かしました。当時は徹夜どころか、会社にずっと泊まった。朝になると、名刺を入れる箱にせっけんを入れて、銭湯に行き、再び出社することもしょっちゅう。幼稚園や小学生だった子どもたちは「お父さんは家にはいないもの」と信じていたようです。


 海外進出も積極的に進めてきた。

 欧米企業が、日本のエレクトロニクス製品が割安で高品質である秘密を探ったところ、「黒子は図研だ」ということを知り、協力を求められたのが、海外進出の始まりでした。最近は多くの日本メーカーが生産拠点を中国に移していますが、当社は90年代前半から北京や上海、深セン(しんせん)に拠点を置いていました。早めに進出していたので、メーカーの中国進出を技術的にサポートする仕事が増えています。



 「理系のコンサルティングカンパニー」を世界規模に展開するのが目標と言う。

 良い技術に国境はありません。特にエレクトロニクスに関しては、世界中のメーカーが力点を置く時代です。我が社のビジネスモデルを本当の意味で世界に普及させたい。難しい課題ですが、創業30年を過ぎても「やることだらけ」ということを幸せに感じながら取り組みたいですね。(聞き手・山本航)





(2005年12月13日 読売新聞)

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2007/02/17 01:09 | ディープインパクト オーナーCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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